どうも、たかです!
高校中退から始まった田倉貴弥(たくら きみ)社長の逆転人生は、一台の中古バスが出発点でした。
宅配ドライバーからバス会社の経営者へ、そしてバス業界の「常識」を打ち破るイノベーターに。
今や600台以上の車両を持つ平成エンタープライズを築き上げた田倉貴弥社長の、意外な経歴や経営哲学に迫ります。
本記事では、カンブリア宮殿で明かされるその非常識とも言える戦略と成功の裏側を紹介していきます。
気になる人は最後までお付き合いください。
【逆転人生】田倉貴弥社長の経歴とは?
田倉社長は高校を中退後、父親の会社の倒産をきっかけに佐川急便に就職します。
車の運転が好きだったことから選んだ職でしたが、長時間労働により体調を崩し退職します。
一見すると「ドロップアウト」に見える経歴ですが、ここからが田倉社長の本当の物語が始まります。
退職後、田倉社長は中古の観光バスを1台購入し、1992年 25歳の時に自ら運転手として観光ツアー業を開始します。
この一歩が平成エンタープライズの起点でした。
現在、同社は約600台のバスを保有するまでに成長しています。
このエピソードからは、「経歴に挫折があっても、自分の好きを軸に行動すれば道は開ける」ことが伝わってきますね。
特に田倉社長の場合、それが運転というシンプルな原点だったことに多くの共感が集るのだと思います。
平成エンタープライズ成長の理由とは
田倉社長が起業した当時、バス業界は規制が厳しく、新規参入は容易ではありませんでした。
しかし、2000年代に入ってからの規制緩和をチャンスととらえ、事業を高速バスや訪日観光に拡大させました。
とはいえ、「タイミングが良かっただけでは?」という意見が聞こえてきそうですよね。
しかし実際には、インバウンドという言葉すら浸透していなかった時期から外国人旅行者に目を向けていた事実があります。
この先見性と実行力こそが、平成エンタープライズの躍進の鍵となっていることを考えると、田倉貴弥社長の事業センスの良さが良くわかりますね。
さらに顧客のニーズを徹底的に観察し、ただ安いだけでなく快適で思い出に残る移動体験を追求した点も見逃せません。
特に、平成エンタープライズが運行する「VIPライナー」シリーズは、快適さや安心感を重視したサービス特化型の夜行バスシリーズ!
大型バスの座席間隔の広さ、女性専用車両、車内サービスの充実などで、東京〜関西間を結ぶ高速バスとして若者や女性に人気なのも頷けますね。
このような、顧客目線での経営が平成エンタープライズが成長した理由ではないでしょうか?
【カンブリア宮殿】田倉貴弥社長がバス業界を変えた“非常識な戦略”とは?
一般的な経営者が「どう儲けるか」を考える中、田倉社長は「どうしたらお客様が喜んでくれるか」に全力を注いできました。
この姿勢が、業界に新たな価値を持ち込む非常識な戦略へとつながります。
「高速バスでレストランのようなサービス」「宿泊付きパッケージで手間なく旅行が完結」「深夜出発のバスで時間を有効活用」など。
利便性と心地よさを両立した仕掛けは、乗客の心を掴みました。
一部では「採算が合わないのでは?」との疑問もありましたが、口コミとリピーターが新たな需要を呼び、結果的に収益にもつながったのです。
ここには、田倉社長の思いが大きく関わっているように思います。
田倉社長はサービス向上のため、平成エンタープライズの社員には「自分が乗客だったら」を考えるよう日々指導しているそうです。
そうした自己満足ではない顧客視点を徹底した逆張り戦略が、大手にはできない差別化を生んだのだと思います。
田倉貴弥社長の経歴と平成エンタープライズ成長理由のまとめ
ここまで、田倉貴弥社長の経歴と平成エンタープライズ成長理由を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
- 【逆転人生】田倉貴弥社長の経歴については、高校中退から宅配ドライバーを経て、中古バス1台で起業したという田倉貴弥社長の異色の経歴を紹介しています。車の運転を好む個性を活かし、観光バス業界に新風を巻き起こした人生の転機に焦点を当てています。
- 平成エンタープライズ成長の理由については、時代の流れを先読みし、いち早くインバウンド需要や高速バスの規制緩和を活かして事業を拡大した田倉社長の戦略的な行動に注目。安さより“快適さ”を重視したサービスが顧客の心をつかみ、企業成長につながったことを解説しています。
- 【カンブリア宮殿】田倉貴弥社長がバス業界を変えた非常識な戦略については、「どう儲けるかではなく、どう喜ばせるか」という田倉社長の理念を基に、従来の常識にとらわれないサービスを展開。バス移動に快適性や体験価値を付加することで、新しい顧客層を開拓し、業界のイメージそのものを変えていった経緯を紹介しています。
それでは、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
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