『七階闘争』のあらすじ（ネタバレ）！キャストやロケ地の場所についても【世にも奇妙な物語】

夜、マンションの７階に戻ると、突然「退去してください」と言われる――。そんな衝撃のスタートを切る「七階闘争」。主演は伊藤淳史、共演に与田祐希／西田幸治（笑い飯）と、意外性のある顔ぶれが揃っています。

“７階”を巡る理不尽な決定、そして市民運動のような“七階市民”という集団の登場。「七階闘争」は、住まい・階層・何が“普通”かを問い直す作品になりそうです。この記事では、あらすじ・キャスト・ロケ地・過去の「世にも奇妙な物語」との紐づきから展開を予測し、放送前に読者の期待を高める内容をお届けします。

『七階闘争』のあらすじ

主人公・森崎北斗（伊藤淳史）は、住まいのマンション７階で暮らしている。ある日、自宅に戻ると市役所の職員に「新しい部屋を用意するので退去してほしい」と告げられます。なぜか“各地の７階で事件が多発した”という理由から、建物から７階を撤去するという国の決定が下されていたのです。

翌日、同じ７階に住む同僚・並川希（与田祐希）に誘われ、森崎は“七階死守”を誓う「七階市民」の集会に参加することになります。集団活動に身を投じる中で、森崎と並川の距離は少しずつ近づき、しかし、ある日「七階市民」のリーダー（西田幸治）逮捕という転機が訪れ…。

このあらすじから見えてくるのは、合法／非法、住まいの安心、安全、階級・階層という不可視の壁。７階という数字が象徴的に使われ、住まいの中で「普通に暮らすこと」が揺らぐ状況が描かれています。
ただし、詳細な展開・結末について公式にすべて明らかにはなっておらず、一部は推測のため「こうなっていたらおもしろい」という視点で読んでいただければと思います。

『七階闘争』のキャスト

伊藤淳史（主人公：森崎北斗）

「世にも奇妙な物語」ではおなじみの伊藤淳史さんが、16年ぶりに主演として登場します。彼の演技は、普通の人が理不尽に巻き込まれる“リアルな焦燥”を描くときに真価を発揮するタイプ。『電車男』や『チーム・バチスタ』シリーズなどでも見せた“善良で一生懸命な人物像”は、今回の「七階闘争」にぴったりです。

物語の中心で、政府の不可解な決定に翻弄されながらも「自分の居場所を守る」という信念を持つ彼の姿に、視聴者は深く共感しそうです。彼が“抵抗する普通の人”をどこまで人間味たっぷりに演じられるかが見どころでしょう。

与田祐希（同僚：並川希）

乃木坂46のメンバーとしてだけでなく、女優としても注目を集める与田祐希さん。近年はドラマや映画で演技の幅を広げ、繊細さと芯の強さを併せ持つ存在感を見せています。

本作では、主人公の森崎と同じ７階に住む“仲間”として登場し、退去に反対する「七階市民」運動へと導く重要な役割を担います。可愛らしい見た目の奥にある静かな決意、そのギャップがドラマをより深くしてくれそう。

もし終盤で森崎との心の交流や“選択の対立”が描かれるなら、彼女の感情表現が物語を左右する鍵になりそうです。

西田幸治（笑い飯）（七階市民リーダー）

意外性No.1のキャスティングがこの人。お笑いコンビ「笑い飯」の西田幸治さんです。
彼が演じるのは、“七階死守”を掲げる「七階市民」のリーダー。

普段は笑いを届ける側の西田さんが、今回は狂気と信念の狭間に立つリーダー像をどう演じるのか、大きな注目が集まっています。

西田さん特有の知的で少し理屈っぽい語り口が、“社会運動”という題材の中でリアルさを生むかもしれません。もしシリアスの中にブラックユーモアを織り交ぜるような演出があれば、それこそ「世にも奇妙な物語」らしい化学反応が生まれるでしょう。

『七階闘争』のロケ地の場所は？

公式に詳細なロケ地情報は出ていませんが、物語の設定や雰囲気から推測すると、築年数の古い高層マンション、都市郊外の集合住宅、行政施設近くの建物あたりが舞台になっている可能性が高いです。

特に「７階からの退去通告」「建物から７階を撤去する」という設定から、実際に“７階”がシンボルとして見える階層構造のある建物が選ばれていると思われます。

また、過去の「世にも奇妙な物語」でも、集合住宅やビルの非常階段、非常口付近という“見えない境界線”を舞台に使った回が多く、今回も**「階層」という概念を視覚化できるロケ地が鍵**になりそうです。

もしロケ地が判明したら、“階段からの脱出”や“７階からの移動”という体験的視点でも楽しめる場所になるかもしれません。

『七階闘争』の展開をこれまでの【世にも奇妙な物語】から予測（ネタバレ）

これまでの「世にも奇妙な物語」では、日常の中に突然入り込む異常事態がテーマになることが多く、「住まい」「階層」「集合体」という設定も反復的に使われています。

今回も、“７階”という住まいの一部分が“撤去対象”になるという非日常を通じて、住むことの安心感／社会の論理による介入という二重構造が描かれると予想できます。

さらに、森崎が“七階市民”となることで、「抵抗する」「支配される」「選ぶ／選ばれる」という対立構図が生まれるでしょう。集団運動の中で、友情・裏切り・理念の崩壊といったテーマも浮上する可能性があります。

私としては、森崎が“７階”から離れずに最後まで残ることを選び、その選択が“普通に暮らすこととは何か”を問い直すラストになるのではと感じています。

ただ反論として、「そんなに単純にはいかないだろう」という声もあり、「階層撤去」という物理的な設定をどれだけリアルに見せるか、映像的な仕掛けが鍵になるでしょう。

『七階闘争』のまとめ

今回は、「七階闘争」のあらすじ・キャスト・ロケ地予測・過去作からの展開予測を整理しました。

「七階闘争」というタイトルには、“普通の暮らし”“住まいの安心”“階層の見えない壁”というテーマが凝縮されています。

その上で、私たちはこの作品を通して“住むこと”“階層を選ぶ／選ばれること”そして“撤去される”という恐怖を感じるかもしれません。

ぜひ放送前にこの視点を持っておくと、見る楽しみが一段と深まるはずです。