4月3日の『所さん!事件ですよ』に、タコの研究で知られる、琉球大学の池田譲教授が出演されます。
池田譲教授は、沖縄でタコの研究をされていますが、どのような経歴と学歴なのかを見ていきたいと思います。
池田譲教授の魅力的なタコの研究について一緒に確認していきましょう!
池田譲の学歴
池田譲教授は、東京・田園調布の高校を卒業後に、北海道大学の水産学部に進学したそうです。
ここで、
「なぜ、水産学の道へ?」
という疑問が生まれると思いますが、実は、中学時代の臨海実習で「タコの変色化能力」に衝撃を受けたのがきっかけだったそうです。
中学校での臨海実習で衝撃を受けた池田譲教授ですが、もしかしたら、タコにはそれ以上の能力が備わっているということを、すでに見抜いていたのかもしれないですね。
北海道大学時代は、寮生活だったそうですが、北海道の海と格闘しながら、タコ漁師との交流をしていたそうです。
この交流が元になって研究テーマを確立していったんだそうです。
そして、スタンフォード大学での研究員時代には、欧米と日本の『タコ観』の違いに驚愕したんだそうです。
それは何かと言うと、
『タコ』といえば、日本では寿司のネタを代表とする、おいしい食材として見られていますよね。
ところが、アメリカなどの欧米では知的生物として見られているんだそうです。
これだけだと、何のことだかわからないと思います。
要するに、アメリカなどでは、知的生命体のタコは粗末に扱うと動物虐待として見られてしまうそうです。
これだけ認識が違っていると、池田譲教授ではなくてもカルチャーショックをうけますよね。
池田譲教授は、このような日本と欧米の『タコ観』の違いから、この後の研究姿勢にも影響を与えた可能性は十分にあると思います。
池田譲の経歴
池田譲教授の経歴は理化学研究所では「タコの神経回路」の解明に取り組んだそうです。
そして、琉球大学では養殖技術開発に!
つまり、脳科学の研究から水産学の研究に転身するという異色の経歴の持ち主なんです。
池田譲教授のこの幅広い研究によって、「タコの社会性発見」に追儺がったと言っても過言ではなさそうですね。
そして、こんなエピソードも残されています。
池田譲教授の著書『タコの知性』を執筆中に、編集者から「もっと人間に例えて!」というダメ出しをもらったんだそうです。
池田譲教授は、この擬人化に「タコの恋愛模様」の章を追加して対応したところ、20代女性読者が急増したと言います。
こんなところにも、池田譲教授のタコへの深い造詣が見え隠れしているように思います。
池田譲の沖縄(琉球大学)での研究内容
池田譲教授の沖縄の瀬底島で発見した「共食い防止」の画期的な手法は、池田譲教授だからこそたどり着いた研究成果だと思います。
「鏡を使ったストレス軽減法」
これだけだと何のことかわからないと思いますが、水槽に鏡を設置することで、タコの攻撃行動が30%も減少したというデータがあるそうです。
この理由は、タコが鏡を見た時に自分が写っていることがわかる(自己認識)することができる能力なんだとか。
実は、この「自己認識能力」は、チンパンジーやイルカ、象などの一部の脊椎動物が持つ高度な認知能力なんです。
そんな高度な能力を持つ『タコ』もかなりの知的生物と言えるのかもしれないですね。
オクトポリス計画とは?
池田譲教授が2025年に国際チームと開始したプロジェクトの代表研究者として進めているのが、オクトポリス計画!
なんのこっちゃ?
と思う人もいると思いますが、これは、「タコの村」を人口再現するもの!?
このプロジェクトの狙いは、タコの社会構造の解明をすることで、養殖効率を向上させることだそうで、かなり注目が集まっているんだそうです。
養殖のタコはなぜ高い?
天然物のタコに比べて養殖のタコが高い理由には、「脱走」と「共食い」でコストが2倍にもなってしまうからだそうです。
具体的に「投資コストが高い」理由は、タコの脱走防止のために、特殊樹脂製の水槽の製作費に300万円の製造コストが掛かったり、共食い防止のために甲殻類中心の餌を与える必要があったりするからなんです。
その他にも、脱走防止水槽のために
- 水槽の内壁に微小な凹凸をつけて吸盤の密着を阻害する
- 水深20㎝毎に微弱電流層を設置する
- AI監視により、タコが脱走の兆候を見せたら餌を放出する
などの対策を行っているそうです。
タコにの『第二の脳とは』
最新の研究で、タコの吸盤には「味覚センサー」と「脳」の役割があることがわかってきたそうです。
例えば、吸盤には
- 味覚細胞が1つの吸盤に対して10,000個(人間の舌の200倍)ある
- 神経節は各腕に5億個のニューロンが分散している(脳の6割)
- 触覚と味覚情報を腕単独で感じることができる
という能力を備えています。
知れば知るほどタコの奥深さには驚かされますね。
池田譲のまとめ
ここまで、池田譲教授の学歴や経歴、沖縄でのタコの魅力の研究について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
- 池田譲教授の学歴については、東京・田園調布の高校を卒業後に、北海道大学の水産学部に進学しました。
- 池田譲教授の経歴については、理化学研究所で脳科学の研究をし、琉球大学では水産学の研究に転身しました。
- 池田譲の沖縄での研究内容については、タコの脱走や共食いの研究で、養殖コスト削減が期待されています。
それでは、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
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