大日本印刷の北島義斉社長が【カンブリア宮殿】に出演されます。
北島義斉社長は祖父の代から大日本印刷の歴代社長を歴任されています。
そんな北島義斉社長の年収や経歴について見ていきたいと思います。
ついでに、北島義斉社長の子供が大日本印刷でどのようなポジションかも調べてみました。
それでは一緒に確認していきましょう。
大日本印刷の北島義斉の年収は?
北島義斉社長の2024年3月期の報酬額は2億5500万円と発表されています。
過去5年間でおよそ37%の増額となり、デジタル領域への大胆な投資や経営改革の成果が数字に表れています。
紙の本が滅びるのは仕方がないが、問題は電子書籍で図書館の仕組みを創れるかだな→本の売上高がこれほど極端に落ちている国は日本だけ。出版文化が途絶えると、日本全体の知識レベルや国力が落ちてしまいかねない
アクティビストは市場の鏡 北島義斉・大日本印刷社長 日経 https://t.co/2Q4F3bfbbn— 木村岳史(東葛人)×極言暴論 (@toukatsujin) December 8, 2024
特に、父親の北島義俊氏が2010年に記録した7億8700万円という日本人最高報酬と比較した際の「格差」の縮小は注目点になっています。
北島義俊氏の報酬が当時の社員平均の122倍だったのに対し、現在の北島義斉社長はその32倍にとどまっており、これは経営の透明性と公平性を重視する「ガバナンス改革」の一環です。
また、報酬構成も特徴的で、ストックオプションを含まない基本給与を中心としつつ、ROE(自己資本利益率)10%の達成を目標とした業績連動型のインセンティブが設けられています。
さらに、DNPが進めるサステナビリティ事業への貢献度も評価項目として加わっており、単なる売上だけでなく、社会的価値創出も報酬に反映されている点がユニークです。
印刷業界全体で見ると、CEO報酬の平均は1〜3億円程度。
北島社長の報酬はその上限に近く、DNPが印刷にとどまらず、仮想空間や漁業IoTといった新規領域へ進出する先進性が反映された金額とも言えます。
北島義斉の経歴が凄い!
北島義斉氏は、慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)に入行。
8年間の金融キャリアを経て1995年に大日本印刷に入社しました。
大日本印刷・北島義斉社長、就任以来の「変革への挑戦」を説明 「第三の創業」へ邁進 https://t.co/LCfgpeao8U pic.twitter.com/kM2MyvZ0Aa
— 日本印刷新聞 (@nichiin_hp) August 9, 2019
入社当初からデジタル技術に強い関心を持ち、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)などの先端技術を取り入れた事業開発を推進。
2009年には副社長に就任し、2018年には父・北島義俊氏から社長職を継承しました。
その後、「第三の創業」としてDNPの大転換を宣言。主な改革としては、教育・エンタメ分野における3Dコンテンツ提供を軸としたメタバース事業の展開、漁業IoTによる持続可能な水産業支援、そして本社機能を戦略立案に特化させた組織改革などが挙げられます。
北島社長の大きなビジョンは「黒子から主役へ」。
従来の受注型の印刷ビジネスから、社会課題を自ら発見・提案するソリューション型企業への脱却を図っています。
まさに、印刷会社のイメージを覆す変革を主導してきた人物です。
北島義斉の父親について
北島義俊氏は1933年生まれで、大日本印刷の第5代社長を務めた伝説的な経営者です。
戦後の混乱期から高度経済成長期にかけて「第二の創業」を推進し、特に建材や包装といった非印刷分野の事業拡大に貢献しました。
2010年には当時の日本人としては最高額となる7億8700万円の報酬を記録。
2018年には長男の北島義斉氏に社長職を譲りましたが、その後も代表取締役会長として会社の方向性を支え続けました。
2024年2月、90歳で逝去されるまでDNPの精神的支柱として君臨していたことは、多くの業界関係者に知られています。
北島家の経営スタイルには代々一貫性があり、祖父・北島織衛氏もまた戦後復興を支えた名経営者でした。
さらに、弟の北島元治氏は現在DNP専務執行役員を務めており、まさに一家を挙げて企業経営に携わる伝統が受け継がれています。
北島義斉の子供について
現時点では北島義斉氏の子供に関する詳細な情報は公表されていません。
しかし、これまでの家族の経歴やDNPの事業展開から、いくつかの進路が想定されます。
まず1つ目の可能性は、DNPが展開するメタバースやIoT関連の子会社での経験を積むルート。
特にDNPメディアクリエイトなどの子会社で現場を経験し、デジタルビジネスへの理解を深めることが考えられます。
2つ目は、外部企業でのキャリアを経てDNPに戻るケース。ITベンチャーやコンサルティング企業での実績を積むことで、世襲への批判を避け、実力を証明するルートです。
3つ目の可能性としては、学業を優先し、大学院でAIや環境技術などの次世代分野に関する研究を行うパターンが挙げられます。
慶應義塾大学をはじめとした学術的な人脈を活かし、未来のDNPを担う人材として育成されている可能性もあります。
今後の注目ポイントとしては、DNPグループの役員人事における若手登用の動きや、報酬制度の変化などが挙げられます。
次世代がどのような形でDNPに関わるのか、引き続き注目が集まりそうです。
北島義斉の年収や経歴・家族のまとめ
ここまで、北島義斉社長の年収や経歴、家族についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか?
大日本印刷の北島義斉の年収については、2億5500万円と高水準で、デジタル事業やサステナビリティへの貢献が評価されています。
北島義斉の経歴については、銀行出身からDNPで改革を進めたキャリアで、「第三の創業」をけん引する立役者です。
北島義斉の父親については、7億円超の報酬を得た名経営者・北島義俊氏で、DNPの拡大と安定を築きました。
北島義斉の子供については、現時点で非公開ですが、将来的にデジタル部門や外部企業を経てDNPに関わる可能性が示唆されます。
それでは、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
コメント